古くから日本の暦(こよみ)には、日付の他に「暦注(れきちゅう)」と呼ばれる季節に関する事項や農作業に役立つ情報が記載されていました。そして歴注には日々の吉凶についても記されていました。これは中国の「陰陽五行説」に基づいています。それによると、「天赦日(てんしゃび)」が最も縁起が良い日で、世のすべての神様が天に上り万物の罪を赦す日とされています。次に縁起の良い日は「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」で、地に蒔いた一粒の籾(もみ)が万倍にも実る日」と言われています。この日に財布に入れたお金は、万倍になって返って来ると言われ、財布を購入したりすると良いと言われています。「天赦日」は1年に5~6回あり、「一粒万倍日」は月に5~6回あります。どちらも単独で縁起がとても良い日ですが、この「天赦日」と「一粒万倍日」が重なった日は、運気向上の流れも倍になると考えられています。この最強開運日は、令和6年(2024)には7回あり、7月29日もそれにあたります。この日は「大安」でもあります。その後は8月12日、10月11日、12月26日となっています。この最強の日は、何か新しいことを始めるのに良い日とされ、結婚式、金婚式、竣工式などの慶事はもちろん、さまざまな障害が取り除かれることから、不安だったことを始めるのにもベストな日です。お店の開店をする、起業する、引っ越しする、などです。あくまで縁起かつぎですが、この日にあやかると運を引き寄せられるかも!?(2024.7/15) |