事業目的 優れた作家活動と美濃陶芸の育成に尽くした事績に対し顕彰する。
事業内容

故五代加藤幸兵衛氏の遺徳と功績を讃える事を目的とした基金をもとに、理事会・選考委員会で選定した受賞者に、賞状と賞金30万円を授与する。
昭和58年に幸兵衛賞の名称で開始したが、七代加藤幸兵衛氏との混乱を避けるため、平成23年に卓男賞と改名した。



受賞理由

美濃陶芸の伝統釉である志野を中心に、35年余り作家活動を続けてきた。
最近では、志野(桃山)と天目(南宋)の釉を一つの器の中に心像風景として表現し、美濃茶盌展(美濃陶芸協会主催)では受賞を重ねている。
7年間、多治見工業高校の専攻科で社会人非常勤講師としてロクロの指導にあたり、後進の育成に貢献した。令和3年3月31日までの4年間。美濃陶芸協会副会長として美濃陶芸の発展に尽くしたことが評価された。
受賞式 令和3年5月27日に行われました。

主な陶歴

1960年 岐阜県多治見市に生まれる
1984年 武蔵野美術大学卒業、朝日陶芸展・入選(以後数回)
1986年 現代陶芸八木一夫賞・入選
1987年 日本陶芸展・入選(以後数回)
1991年 美濃陶芸展・奨励賞(以後数回)
1993年 日本伝統工芸展・入選(以後数回)、国際陶磁器展美濃・入選(以後数回)
1997年 東海の陶芸展(名古屋国際会議場)出品
2002年 日本伝統工芸会正会員に認定
2004年 ミノ・セラミックス・ナウ2004(岐阜県現代陶芸美術館)出品
2012年 岐阜県伝統文化継承功績者顕彰(志野)
2018年 美濃茶盌展・銅賞、 現代茶陶展・入選(以後数回)
2020年 美濃茶陶展・奨励賞

現在●美濃陶芸協会・常任理事、日本工芸会・正会員、萃升窯を主宰(土岐市高田町)





事業目的 美濃陶磁の次世代を担う作家の育成を目的とし、近年の活動が顕著な作家を奨励する。
事業内容

加藤智子(かとうさとこ)氏より寄贈された寄付金を基に、理事会・選考委員会で受賞者を選定し賞状、賞金100万円を授与する。
受賞者は一年かけて作品を制作し、公的機関に寄贈する。



受賞理由

陶芸の基礎技術や知識を、県立多治見工業高等学校専攻科(2006年修了)で学んだ。
現在、名古屋市在住ではあるが、美濃陶芸に深く関わりをもって作家活動をしたいと考え、2010年に美濃陶芸協会に入会した。
日展や国際陶磁器フェスティバル美濃に入選、日本新工芸展や女流陶芸展などの公募展では数々の賞を受賞し、その活躍が顕著である。
2015年美濃陶芸協会理事に就任、今後の美濃陶芸を牽引する作家の一人として大いに期待される。
受賞式 令和3年5月27日に行われました。

主な陶歴

2003年 名古屋市北区に築窯
2009年 神戸ビエンナーレ・奨励賞
2011年 菊池ビエンナーレ・奨励賞、日本新工芸展・新工芸賞(,2008奨励賞)、女流陶芸展・なにわ国際留学賞(,2009T氏賞)
2012年 美濃陶芸庄六賞茶盌展・審査員特別賞
2013年 長三賞現代陶芸展(,2009)
2014年 萩大賞展、国際陶磁器フェスティバル美濃‘ 14(,2011)
2017年 第43回美濃陶芸展・中日奨励賞(,2012 審査員特別賞)
2019年 日本陶芸展(,2009,2013賞候補,2015,2017)
2020年 女流陶芸公募展・文部科学大賞
2021年 日展(,2008,2010,2011,2014,2018)

現在●美濃陶芸協会・理事、女流陶芸、日本新工芸家連盟に所属




お問い合わせは、 公益社団法人美濃陶芸協会事務局 Tel.0572-25-5551 Fax.0572-25-5879 Email