5月ぐらいからモグラが活発化する季節となりました。体長10~15cm程のネズミに似た夜行性の哺乳類ですが、掘削用の前足が異常に大きく、土中に暮らしているので目は退化してほとんど見えません。ある日突然、庭にトンネルを掘った「残土」が地上に押し出されて出来た、高さ10cm程の「モグラ塚」が出来ていることがあります。その日を境にゲームセンターにあった「モグラたたきゲーム」さながらに「モグラ塚」をつぶす毎日となるのです。モグラのエサは地中に生息する「ミミズ」や「コガネムシ」、「ネキリムシ」の幼虫などです。モグラはこれらの害虫を捕食し、土壌を通気性の良い状態にする役割も担っていて、一部の人には「益獣」なのです。そしてモグラは大食漢で、12時間ほど空腹が続くと死んでしまうので、ひたすらトンネルを掘ってミミズなどを捕食するのです。この迷惑なモグラを退治したいと思われるでしょうが、かつて「土葬」が一般的だった頃、墓地に埋葬した遺体を荒らすモグラやネズミ、キツネなどの野生動物を遠ざける「獣除け」として利用されていたのが「彼岸花(ひがんばな)」で、花・茎・葉・球根のすべてに「リコリン」という強い匂いのする「毒」を持っています。これを墓地の周囲に植えることで、嗅覚が敏感なモグラ対策としていました。現在では、許可を得た農業従事者以外の野生動物の捕獲は「鳥獣保護法」で禁止されています。許可なくモグラを勝手に捕まえたり、傷つけたりすると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられる場合があります。お気を付け下さい!?(2026.5/1) |