■「社団法人美濃陶芸協会」は公益社団法人化に伴い、「公益社団法人美濃陶芸協会」と名称を変更いたしました。省略形は「(公社)美濃陶芸協会」となります。今後ともよろしくお願い申し上げます。くわしくはこちら
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イギリスの生物学者チャールズ・ダーウィン(1809~1882)が、調査船ビーグル号で東太平洋の「ガラパゴス諸島」に着いたのは1835年9月15日でした。明治維新の33年前のことです。15の島から構成されるガラパゴス諸島は、中南米エクアドル領で本国から約1000km離れた赤道直下の絶海にあり、当時は囚人の流刑地でした。ダーウィンは、囚人を管理するガラパゴス総督から諸島のあちこちに変わったゾウガメが生息していると教えられ、調査してみるとこれらは新種のゾウガメでした。そして「ガラパゴスゾウガメ」と名付けられました。この「ガラパゴス」とは、スペイン語で「ゾウガメ、galápago」のことです。その他「ガラパゴスイグアナ」なども新種とされました。大陸と隔絶した環境で、天敵もおらず独自の進化を遂げて来たのです。こうしてこの島々に暮らす生物たちから着想を得て、のちに進化論をテーマにした学術書「種の起源」を著し、自然科学の発展に多大な影響を与えました。この時、ダーウィンがガラパゴス諸島からイギリスへ持ち帰ったとされるガラパゴスゾウガメの愛称「ハリー」は、なんと2006年6月22日まで176年も生きていたと言うことです。この特殊な環境の「ガラパゴス」を比喩(ひゆ)として生まれた言葉が、「日本製品のガラパゴス化」です。かつて日本製の携帯電話は、「iモード」など世界最高水準の機能を持ちながら世界市場で受け入れられず、日本国内でしか流通しなかったとして「ガラパゴス化」と言われました。まさに「言い得て妙」ですね。この反省の上に立って、今では「QRコード」や「SDカード」、「青色発光ダイオード」など多くの日本発の技術が「脱ガラパゴス化」して世界標準の必需品となっています。(2023.9/15)