8月13日は、「国際左利きの日」とされています。これは、イギリスの団体「Left-Handers Club(左利きクラブ)」が、提唱者の誕生日にちなんでこの日を記念日としました。日本では、左利きの割合は11%ほどだと言われています。わずかながら女性よりも男性の方が多いという統計もあります。かつては、左利きのことを「ぎっちょ」とか「左ぎっちょ」と言って、からかいの言葉としていましたが、今では「差別用語」だとして耳にすることはほとんど無くなりました。この「ぎっちょ」とはどこから来た言葉でしょう。この世にある道具、工具の類いは大部分が右利き用ですよね。色々なシステムも右利き前提で出来ています。それは、左利きの人にはとても不便な社会だということになります。その不便さの中で、何とか生き抜くために知恵を絞り、馴れる必要があります。その右利き社会を克服するために、左利きの人は知らず知らずのうちに右脳を活発化したため、「左利きの人は器用だ」、「左器用(ひだりきよう)だ」と言われるようになったのです。それで、「不器用」のことを「ぶきっちょ」と言うように、左器用(ひだりきよう)」→「左ぎっちょ」→「ぎっちょ」となったと言うわけです。(諸説あり) 昔は子供が左利きと判ると、親は右利きに矯正することが多かったのですが、今は「多様性」が市民権を得て、矯正することは少なくなったそうですよ。(2025.8/1) |