顧みますと、当協会は昭和38年1月加藤卓男先生を初代会長として各機関、 美濃陶芸協会ギャラリー閉鎖

 



ごあいさつ   公益社団法人美濃陶芸協会 会長  安藤 工
 
美濃陶芸展 ごあいさつ
■この記事は2023年10月5日から掲載中です。

 この度、創立60周年を記念して美濃陶芸展を開催する運びとなりました。
 「美濃焼の伝統、文化、技術を基盤に、時代を先駆ける先進的な創造に挑戦して、 美濃陶芸の発展を目指すとともに、後進の育成、さらには地場産業である美濃焼産業の振興に寄与する」という大きな目標に向けて集い、研鑽を重ねられた先輩諸兄の活動に、 改めて敬意を表するところであります。
  陶芸は素材の美、機能の美に加えて、作家の創造力と技術による意匠の美の三者が融合した三位一体の総合造形芸術です。なかでも桃山陶に代表される美濃陶芸は、 故荒川豊蔵先生、故塚本快示先生、美濃陶芸協会の初代会長故加藤卓男先生、 2代目会長故加藤孝造先生、そして鈴木蔵先生と、5人もの国指定重要無形文化財保持者 (人間国宝)を輩出。日本人の持つ優れた感性に支えられ、独自の発展を遂げてきた世界に誇れるやきものと自負しています。
  温故知新、環境の変化、新しい価値観の出現など、時代は常に新たです。感性を磨き、 己を高め、未来に向けた清新で意欲的な作品を追求することで、創設の精神を受け継ぎ、 次代へ受け渡すという責務を果たしていきたいと考えております。
  開催にあたり、ご支援、ご協力いただきました関係各位に対し、衷心より感謝と御礼を申し上げます。




ごあいさつ    中日新聞社 代表取締役社長  大島 宇一郎
 
美濃陶芸展 ごあいさつ
■この記事は2023年10月5日から掲載中です。

 やきものの地として親しまれる当地域で「美濃陶芸展」を開催できますことは、主催者の一員として誠に喜ばしい限りです。
 東濃地方は、古くから陶芸にとって良質な土に恵まれた地域であり、桃山時代には 「黄瀬戸」「織部」「志野」「瀬戸黒」が誕生しました。その長い歴史の中で、数々の素晴らしい陶芸家がこの地で育ち、残された作品は多くの愛好家を魅了してきました。
 本展はその美濃陶芸の歴史と伝統を受け継ぐ新しい作品を生み出す場として46回目を迎え、今回は公益社団法人美濃陶芸協会設立60周年記念展となります。美濃陶芸界を支えてきた同協会のこれまでの活動に賛辞を贈るとともに、節目となる記念展に多くのご来場者がお越しいただけるよう盛り上げていく所存です。
 ご来場の皆さまには、作家による逸品をじっくりご鑑賞いただき、美濃陶芸の粋をご堪能いただきたいと存じます。
 ご協賛の東濃信用金庫をはじめ、関係各位のお力添えに深く感謝申し上げるとともに、 公益社団法人美濃陶芸協会の今後のさらなる発展と、作家の皆さまのますますのご活躍を祈念いたします。




お問い合わせは、 公益社団法人美濃陶芸協会事務局 Tel.0572-25-5551 Fax.0572-25-5879 Email